年末年始の旅行者数

2008.12.25

この記事によると、今年の年末年始の海外旅行者数は4.6%の落ち込みで2年連続で減少の見込みです。世界的な金融危機により原油高はおさまったものの、燃油サーチャージが高い北米、欧州はふるわなかった模様です。

去年は曜日のならびに恵まれず、減少する傾向であることが想像できたのですが、比較的ならびのよい今年も減少するようです。しかし、好調なところもあります。韓国、香港などの近場。燃油サーチャージが安く、円高の影響もあって旅行者数が伸びています。

年末年始の海外旅行者4.6%減、タイ、中国への旅行が減少、JTB調査によると、中国、タイは減り、韓国は24.7%増、香港は8.6%増です。同じ近場でも差がでてくる結果となりました。

なぜ、差がでるのか・・・?ここに興味深い統計があります。国土交通省が行った調査で、「海外旅行者満足度・意識調査」です。こちら

調査によると、旅行に行った人と行かなかった人の心理が記述され、

    1. 為替や航空運賃などの経済状況の影響
    2. テロや戦争、感染症、風土病などについての不安
    3. 言葉や文化などの違いからくる不安や負担

が旅行に行かなかった人に顕著にあらわれているということです。

北米、欧州は価格の高さ、タイは国内情勢の不安定さからくる不安、中国は安全や文化慣習に対する不安があることが今の現象を引き起こしているのでしょう。

来年1月、4月に燃油サーチャージが下がります。上記からすると、円高も追風となり、比較的満足度の高い北米、欧州あたりから徐々に旅行者数が増えていくのではないか、と思います。

みなさんはどのように思われますか?マーケットをみてみると次の手が浮かんでくるかもしれません。

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