FileMakerの動作がぎこちない?
2008.07.30
FileMakerはサーバーを買わなくても手軽にDBの共有が出来る優れものです。
その共有の際OSI参照モデルのトランスポート層、TCPの5003番を使って通信しています。
もし自分のパソコンのFileMakerのデータを共有したくて、ファイル共有をONにするとWindowsファイヤーウォールや、ウイルスやワームを監視するワクチンソフト達が睨みを利かせ、人間から見た正当な通信に対しても防御しようとします。
前者のWindowsファイヤーウォールは、初回起動時にチェックするのでまあよいのですが、後者のワクチンソフトによっては、通信中の内容までジロジロ監視するものもあり、この動作によってFileMakerの動きに悪影響を与えるものもあったりします。
現象としては、動作が時々つっかえるような感じで遅く見えたり、まったく反応していないような状態とさまざまです。場合により排他制御にも影響を及ぼし、同じ検索条件で操作しても結果がことなってしまうこともありえます。
このような場合、やむを得ずワクチンソフトを終了するか他のメーカーのワクチンソフトを検討するなど、運用を考えないといけないケースが出てきてしまうのでワクチンソフトの選定も慎重にするべきでしょう。
ワクチンメーカーの大半は無料お試しが出来るので、それらを比較しながら導入するのがベストですね。