コンテキストの管理 テーブルオカレンスグループ
2008.05.21
FileMakerはバージョン7以降劇的に進化を遂げ、リレーションの自由度も飛躍的に向上しました。
なかでもコンテキストという概念は、データベースを快適に維持・管理するためには無くてはならないものなのです。
バージョン6以前で開発をされていた方は気付くと全テーブル間を一巡するようにリレーションを張ってしまうのですがこれでは、折角リレーションを管理しやすいように提供された機能もあまり生かされないことでしょう。
あるいは、同じテーブルでもコンテキストが違うレイアウトに切り替えて、表示されているレコード件数が異なったり、フィールド設定でデータの受け渡しが出来ない事(非関連テーブル)に違和感を覚え活用されない方もいらっしゃるかと思います。
通常、必要があってリレーションを張るわけですが、そのキーの先から取得するデータは本当に必要なデータなのでしょうか?
使い回しの効くリレーションを張ることも大事ですが、新規データ作成時用のリレーションや、何テーブル先の履歴データを表示するためとか、パフォーマンス改善等、用途や目的に応じてリレーションのグループを作るのが今後の流れになると思います。複雑化するリレーションを管理するには必然になってくることでしょう。
FileMakerの本場アメリカでは呼び方こそ違いますが、テーブルオカレンス TO のグループ、 TOGを上手に管理しているようです。