SC 2012 SP 1 Data Protection Manager の導入2

2013.02.08

前回の続きですが、DPM 2012 SP1は最近発売されたにも関わらず、更新プログラムが公開されています。

KB2791508、KB2802095です。
特に、KB2802095は必ず適用するようにしてください。
なぜなら、保護グループの作成ウィザードが起動しません。mmcがクラッシュします。

つまり、保護できない・・・。何のためのソフトウェアなのかMSを疑いたくなります。

実際、このパッチがない時、MSのフォーラムでこの問題が指摘されていました。
DPM 2012 after SP1 installation, upgrade, click Create protection group ,mmc crash …

英語版では問題がないが、ドイツ語版で問題があるとの指摘があり、実際に日本語版でも問題あります。回避方法が記されています。
パッチを当てられない状態の方はこちらを参考にして、対応してください。

DPMサーバーの管理コンソールを使用する場合、以下の内容をコピーしてバッチファイルを作成して起動します。

set COMPLUS_VERSION=v4.0.30319
“C:\Program Files\Microsoft System Center 2012\DPM\DPM\bin\Microsoft System Center 2012 Data Protection Manager.msc”

管理コンソールをクライアントマシンに導入して運用される方は、以下の内容をコピーしてバッチファイルを作成して起動します。

set COMPLUS_VERSION=v4.0.30319
“C:\Program Files\Microsoft Data Protection Manager\Common\Launcher.exe”

ちょっと怒りも込めて、今回は「製品そのものの価値を根幹から揺るがす問題」を回避する策を書きました。保護エージェント関連はまた次にします。

 

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